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アイセロ化学、物流センター新設・コスト2割削減


包装用防錆(ぼうせい)フィルム国内シェア1位のアイセロ化学(愛知県豊橋市、牧野政雄社長)は本社工場隣接地に物流センターを新設、5月中旬に稼働させる。豊橋港周辺に分散している賃借倉庫を集約し、作業を合理化する。外気の浸入を防ぐクリーン倉庫も設置、品質管理の強化につなげる。同社では自前の倉庫確保で、物流コストを2割程度削減できるとみている。

 新設する「アイセロ物流センター」は敷地面積が約1万平方メートル、建物面積が約6300平方メートル。土地を除いた投資額は約5億円。センターは5つのゾーンに分け、商品群ごとに保管・管理する。大規模な自動ラックを備え、年間3万トン程度の製品を扱う見通しだ。

 アイセロ化学は防錆フィルムや水溶性フィルムなどの産業用から再生原料を使ったゴミ袋まで幅広く生産。半導体や医療・医薬分野で使うクリーン容器も手掛けている。製品は搬入・搬出の際に損傷するケースがあるため、製品の包装から梱包・保管まで一括管理することで高品質の維持につなげる考えだ。